カラー複合機(コピー機)と言えば、キヤノンやリコー、富士ゼロックスなどのメーカーが有名です。7,8割の方は、これら主要メーカーの機種から選んでいるほど。では、残りの2,3割はどうかというと、決して主要ではないメーカーの機種から。
例えば、家電メーカーとして知られる”パナソニック”などです。「パナソニックがカラー複合機(コピー機)?」と、驚いた方も多いのでは?そこで、今回はパナソニックのカラー複合機(コピー機)の特徴について、詳しくご紹介しましょう。
また、パナソニックの提供するおすすめ機種についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎目次
1.パナソニックのカラー複合機(コピー機)の特徴
冒頭で紹介した通り、パナソニックとカラー複合機(コピー機)はあまりイメージのない組み合わせです。というのも、パナソニックはどちらかというと家電メーカーなため。では、パナソニックのカラー複合機(コピー機)の特徴を見ていきましょう。
日本メーカーならではの耐久性
パナソニックは日本を代表する家電メーカーです。日本メーカーの強みは”高品質”で”耐久性”が高いレベルで維持されていること。日本が世界から”家電大国”と呼ばれる所以も、性能がよくかつ壊れにくいからと言って過言ではありません。
当然、日本の家電メーカーとして、パナソニックのカラー複合機(コピー機)にはこれまで培われてきた技術が。ただ使いやすいだけでなく、長期間運用してもトラブルが少なく、壊れにくいというのがパナソニックならではの強みということです。
トナーの定着に”IH”の技術
パナソニックが他のメーカーと異なるのは、カラー複合機(コピー機)に”IH”の技術を導入していること。本来、複合機は用紙にトナーを付着させ、熱や圧力によって定着させています。このトナーを定着させる行程には多くの電力が。
その点、パナソニックのIH技術は省電力なことで有名です。カラー複合機(コピー機)にIHを導入することで、印刷時の電力消費をグッと抑えることが。パナソニックのカラー複合機(コピー機)は他のメーカーよりも省エネなのです。
ファーストコピーが最短15秒ほど
IH技術の強みは省エネなだけではありません。起動してから機器が温まるまでの時間が短いことも。実際にIHクッキングヒーターを使ったことがあれば分かりますが、水を張った鍋を置くと20秒足らずで底からフツフツと気泡ができるほどです。
つまり、パナソニックのカラー複合機(コピー機)も、IH技術によって起動してすぐに機器が温まるということ。他のメーカーと比較して、パナソニックのファーストコピー(1枚目までの印刷時間)はおよそ15秒と、まさに最短と言えます。
2.パナソニックのおすすめカラー複合機(コピー機)
日本メーカーならではの耐久性に、IH技術による省エネ性能とファーストコピーの速さが魅力のパナソニック。国内シェアで圏外とは思えません。では、パナソニックの提供するカラー複合機(コピー機)のおすすめ機種をご紹介しましょう。
WORKiO 8060/8045/8035
パナソニックの複合機といえば”WORKiO 8060/8045/8035”。
本体価格:オープン価格(生産終了品)
印刷速度はカラー・モノクロ共に60枚/分の”超高速”、かつ高精度のスキャナーも標準装備されたハイスペック機種です。また、”ICカード認証”にも対応し利用者を制限することで、設定面での使いやすさとセキュリティが両立しています。
パナソニックの複合機はもうない?
ここまで、パナソニックのカラー複合機(コピー機)の特徴、魅力について紹介してきました。しかし、残念なことに2018年現在、パナソニックでは先述した、”WORKiO 8060/8045/8035”を始めとした複合機は製造されていません。
おそらくキヤノンやリコー、富士ゼロックスなどとの国内シェア競争から脱却するため。家電メーカーとしての事業により力を入れるためと言えます。もし、パナソニックの機種をどうしても導入したいのなら、中古市場から探すしかない訳です。
3.まとめ
今回は、パナソニックの提供するカラー複合機(コピー機)の特徴と、おすすめ機種についてまとめてみました。
パナソニックのカラー複合機(コピー機)の特徴は以下の3つ。
- 日本メーカーならではの耐久性
- トナーの定着に”IH”の技術
- ファーストコピーが最短15秒ほど
耐久性が高く、省エネで起動が速いなど、主要メーカーと比較しても決して目劣りするものではありません。しかし、残念なことにパナソニックでは、すでに複合機の製造は中止しています。もし、購入したいのなら、中古市場から探しましょう。