カラー複合機(コピー機)の導入を検討中の皆さん。カラー複合機(コピー機)と言っても、主要メーカーだけで10社ほど。各社の機種を合わせると100種類以上の選択肢があり、正直どれを選べばいいか迷ってしまいます。
「どのメーカーでも一緒では?」と思われるかもしれませんが、調べてみるとメーカーごとに特色が。予算や目的、用途を明確にしておくだけでよりぴったりなメーカーを選ぶことができます。せっかく導入するならメーカーからこだわるべきです。
そこで、今回はカラー複合機(コピー機)を提供する主要メーカー10社の特徴をご紹介します。
▶︎目次
1.カラー複合機(コピー機)のメーカーと特徴
カラー複合機(コピー機)のメーカーと言えば、キヤノンやリコー、富士ゼロックスやシャープあたりが有名です。そこにコニカミノルタや東芝、京セラやOKIなどを加えて。では、カラー複合機(コピー機)のメーカーの特徴を見ていきましょう。
キヤノン
カラー複合機(コピー機)の国内シェアでつねに1位,2位を維持しているのが”キヤノン”。
「ここがすごい!」という特筆すべきポイントはないものの、”性能・機能・価格”が平均よりちょっと高いところでバランスのとれたメーカーです。特に予算や目的が決まっていないのなら、キヤノンを選んでおけばまずはずすことはないでしょう。
リコー
カラー複合機(コピー機)を”信頼”で選ぶのなら1番に名前の挙がるのが”リコー”。
他のメーカーと比較して、カラー複合機(コピー機)は紙詰まりが起こりにくく、耐久性の高いことで知られています。また、官公庁のようなしっかりした顧客が多いのも特徴の1つ。リコーであればトラブルも少なく、安心して導入できます。
富士ゼロックス
高品質なカラー複合機(コピー機)を求めているのなら”富士ゼロックス”。
標準クラスのカラー複合機(コピー機)でもカラー70枚/分のように”超高速印刷”の機種もあり、性能的には業界最高クラス。ただし、その分だけ他のメーカーより価格は割高なので、予算に余裕があるなら検討したいメーカーです。
シャープ
カラー複合機(コピー機)のコストを抑えたいなら”シャープ”。
シャープのカラー複合機(コピー機)は価格が安く、省エネ設計なことで人気です。同じクラスでも、他のメーカーより1,2割は安くなるほど。しかし、あくまで安さが売りになるので、性能的にちょっと目劣りすることは理解しておくべきです。
コニカミノルタ
デザイン性の高いカラー複合機(コピー機)を求めるのなら”コニカミノルタ”。
無骨な印象のあるカラー複合機(コピー機)において、コニカミノルタは”グッドデザイン賞”を受賞するほどデザインに力を入れています。シンプルながらもスタイリッシュでおしゃれに。オフィス環境に統一感を持たせたいなら要チェックです。
東芝
カラー複合機(コピー機)の世界シェアトップクラスなのが”東芝”。
国内シェアではあまり注目されない東芝ですが、世界シェアではおよそ2割を占めるほど。パソコンを製造しているメーカーなだけに、カラー複合機(コピー機)の互換性が高いです。東芝製のパソコンを導入しているならおすすめできます。
京セラ
カラー複合機(コピー機)の耐久性では世界1,2なのが”京セラ”。
京セラは独自ドラムを開発し、カラー複合機(コピー機)の耐久性を大きく向上させています。他のメーカーだと10万枚程度で交換が必要なドラムですが、京セラ製だと100万枚程度まで。ランニングコスト削減が望めるメーカーです。
ムラテック
小規模だからこその手厚さで知られるのが”ムラテック”。
日本初のファクシミリ(ファックスの前)を開発した、カラー複合機(コピー機)シェアのパイオニア的存在。他のメーカーと比較して、メンテナンス拠点も社員数も少ないですが、ちょっとしたトラブルも親身に対応することで知られています。
OKI
他のメーカーとは圧倒的に異なるのが”OKI”。
メーカーから直接、または販売業者からというのが一般的なカラー複合機(コピー機)において”家電量販店”でも販売。個別の営業活動をほとんど行っていないのでシェアは低いですが、人件費を減らしているだけに価格は安めです。
エプソン
対応力の高さで比較するのなら”エプソン”。
国内では家庭用コピー機の印象が強いエプソンですが、海外シェアでは1,2を争うほど。どの機種も給紙トレイが大容量で、多彩な用紙に対応しています。また、非熱の印刷方式を採用し、熱に弱い用紙(媒体)でも印刷が可能です。
2.まとめ
今回は、カラー複合機(コピー機)を提供する主要メーカー10社の特徴についてまとめてみました。国内シェアトップクラスなのはキヤノンにリコー、富士ゼロックスの3メーカー。そこにシャープやコニカミノルタ、東芝や京セラなども。
カラー複合機(コピー機)と一括りにしていますが、メーカーによって特徴は様々です。なんとなくで選んでしまうと、オフィス環境に合わないものを導入してしまうかも。ぜひ、予算や目的、用途を明確にしてからメーカーを検討してください。